みなし残業でもやる事があれば我慢できる
今勤務しているのはタイランドにある自動車部品工場です。そこは生産工場が首都バンコクから車で1時間半くらいかかる地方にあり、営業事務所は首都バンコクにあるという形態です。
こういった海外拠点の生産工場にありがちだと思うのですが、主体はあくまで工場、営業事務所はお飾りの存在であることが多いです。
また、日本のように組合がないところも多く、みなし残業が当たり前になっている状況です。部品を作る工場がマネタライジングの主体であり、金を稼いでいるのは工場という意識が会社全体を覆っています。私は営業職なので、残業にはある程度理解しているつもりです。しかし、困るのは長時間働いていることが賛美されている点です。
タイランドは日本ほど不景気ではなく、アジアのデトロイトと言われるように自動車産業は忙しいです。工場勤務の日本人駐在員は本当に毎日の部品出荷で多忙であることは否めません。が、工場勤務の人に気に入られる為に、営業職も遅くまで会社にいることが良しとされています。
実際、営業職はそれほど忙しくありません。ただアピールのために遅くまで会社に残り、電子メールの送受信ボタンをカチカチ、連続でクリックしてる先輩がいて非常に不愉快です。
且つ、その人は奥さんとの関係が悪いので家に帰りたがらず、それが更に会社に居続けることを助長しています。工場に来ている時などは、2人で1台の車で来ているので、先輩が帰ろうとしなければ帰れず、無駄にメールの送受信ボタンを連打しているのを見たときは腹が立ちました。仕事があるのであれば、それが例えみなし残業だとしてもある程度は我慢できると思います。
ただ、何もすることがない状況で、ただただ毎日夜の7時、8時まで会社に残り、残業代の支払いもない為、本当に嫌になります。こんな所で時間を浪費するのは自分のキャリアにとって何のメリットも無いと思い、辞めるべきか悩んでいます。